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2007年12月 2日

ニール・ヤング「トランス コンピューターハイウェイ’83」 (GEFFEN RECORDS、発売元:株式会社CBS・ソニー、レコード番号25AP 2408)

ニール・ヤング「トランス コンピューターハイウェイ’83」 (GEFFEN RECORDS、発売元:株式会社CBS・ソニー、レコード番号25AP 2408)
\2,000(※USEDでこの価格は当時CD化されていなかったため?)
購入日:1991年(平成3年) 11月30日(土)。三十五歳。
購入場所:新宿ディスクユニオン

ニール・ヤング、スティーヴィー・ウィンウッド、ポール・マッカートニー、こういった「オールド・スクール」なひとたちが血迷って(?)やる「テクノ」というものが、わたしは昔から好きで、なかでもこのニール・ヤングのアルバムは、「オールド・スクール」による「オールド・テクノ」の度合いがハンパでなく、好きでした。
わたしにとっての(1980年代初頭のいわゆる古い意味での)テクノの理想形といっていいほどです。

ちなみにスティーヴィー・ウィンウッド(スティーヴ・ウィンウッドですね、このときは)の場合は、もともとマルチプレーヤーで、「ジョン・バーレイコーン」の時代からすでにすべての楽器を多重録音していましたから、時代が移って、シンセサイザーとシーケンサーを駆使してひとりでアルバムを作っても、世間的には「テクノ」という範疇で受け取られることはなかったと思います。でも、いわゆるテクノ的な文脈で語られることがなくても、「アーク・オブ・ア・ダイバー」や「トーキン・バック・トゥ・ザ・ナイト」には如実にテクノ的なエッセンスが横溢しています。

ポール・マッカートニーもまた、早い時期からマルチプレーヤーであったという点では、テクノに接するスタンスはスティーヴ・ウィンウッドと近いものがあります。ポール・マッカートニーの場合は、「マッカートニーⅡ」を聴くことがすべてでしょうか。
(彼らの作品がテクノと呼ばれないのは、テクノが、「方法」や「機材」や「スタイル」ではなく、「精神」だからだ…なんてここでは言わないでくださいね…)。

興味深いのは、こうした「オールド・スクール」=マルチプレーヤーたちが、すべてを機械(シンセサイザーやアナログ・シーケンサー)に頼って作り上げた音楽の、質感というか手触りが、いずれの場合にも共通して、場合によっては生楽器よりも人間味があり、「暖かい」ことです。(それはテクノの「本線」でいえば、クラフトワークとかクラスターの音が持つ「暖かさ」に通じるものでもあります)。

話はいちじるしくそれましたが、ニール・ヤング「トランス」。
いまの話をニール・ヤングについて言えば、たとえば2曲目「コンピューター・エイジ」での、ボコーダーを通したボーカルを何パートも重ねているのを聴いてみてください。
ニール・ヤングの歌…これほどボコーダーの音色と相性が良く、ぴたりとはまる声質というのも実はあまりないような気がしています。Trance

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