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2007年1月 8日

「横山光輝の世界展」を観てきました。

川崎市市民ミュージアムで「横山光輝の世界展」を観てきました。
今日で三回目、そして今日最終日なので、もうこれ以上は行けません。
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一回目は2006年12月27日、二回目は年が明けて昨日1月7日、そして今日の三回です。
川崎市市民ミュージアムは、家から車で20分ほどで着きます。
最初に行った12月27日は、朝会社に出勤する前に立ち寄ったので電車とバスでしたが、ここは車で行ったほうが断然便利でした。
今日は成人式があったため、ミュージアムの前と等々力緑地内は晴れ着姿の新成人でいっぱいでした。

12月27日に行ったときは、平日の朝だったせいで、観覧者はわたしのほかに一人か二人くらいしかいませんでした。会場の立地もどちらかというとけっして交通至便とはいえない場所だし、横山光輝の人気の度合いというものに見合った観覧者数なのだろうと納得していました。
もちろんわたしにとって、世間的な人気の度合いなどどうでもいいのです(逆に、レアである必要もないわけです)。
わたしにとって奇跡のような展覧会が、しかも自宅から30分以内の圏内で開かれるという僥倖をひとり心のなかでかみしめながら、その魔法のようなリアルな原画や、当時の「少年」の別冊付録や、光文社カッパ・コミックスの表紙をくいいるように眺めればそれでいいのです。
ちょうど1997年に、ドノヴァンが、会社から歩いて30分くらいのところでライブをやりに来日してくれたときのようなものです。かつて1973年には、車中一泊して大阪フェスティバルホールへ行ったのにです。

しかしガラスキだったのは、その12月27日に行ったときだけで、やはりそれは平日の朝に行ったことだけがすいている理由だったのでした。
年明けて1月7日、そして今日の最終日は、会場は文字通りひとで埋め尽くされていました。
お年寄りから若いひとまで、幅広い年齢層のひとたちが、わたしと同じように展示物を熱心に見つめている姿を見るのは、意外というわけではありませんが、心安らぐできごとでした。


わたしは、自分が6歳、7歳、8歳、9歳、10歳のころに、横山光輝の漫画を完全コピーして描いていたのですが、その原画を見るのはこの年齢にして生まれて初めてです。
幼いころからすみずみまでよく憶えている印刷された絵の現物を見ることには、いろいろな細かい、驚くべき発見がありました。
この興奮をどんなかたちで誰に伝えればいいのかわかりませんが、少なくともノスタルジーでないことだけは確かです。
その当時の自分が、いますぐ近くに、自分のなかにではないのですが、ひどく身近にいるような、そんな気持ちになりました。
この会場に、これらの原画とともに何十分、何時間いても足りない、ここを永遠に立ち去りたくない、そんな気持ちにさせる展覧会でした。


(以下、オマケです)
わたしは2004年にこのブログを始めたとき、プロフィールの「好きなもの」欄に、スロッビング・グリッスル、ブライアン・ジョーンズ、横山光輝、夏帆と書きました。
スロッビング・グリッスル、これはその前年ころに約20年ぶりの期間限定の再結成をしたと思います。ブライアン・ジョーンズは昨年夏に映画が公開されました。そして今回の横山光輝、いずれもこのプロフィールの欄に名前を列挙したときには、こんなアクティブな出来事が出てくると思っていませんでした。…そうすると次は夏帆ですが…。

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